《レビュー》iPad用ブラウザ LastPass
iPad用のアプリ「LastPass」は、厳密に言うとブラウザというよりは、ブラウザ用ユーティリティのようなものらしい。もともとLastPassは、パスワード管理のサービスで、様々なサイトのパスワードを、ブラウザやデバイスをまたいで一元管理してくれる。そんなわけで、iPad用LastPassを起動するときに、LastPassにログオンすることができる。ログオンしておくと、例えばWindowsパソコンのような別のデバイスで設定したサイトのパスワードを、iPadでそのまま使えるということらしい。
まあ、ログオンしなくてもiPad上では、普通のブラウザとしても使うことができる。とりあえず、無料でダウンロードできる。どういうわけだか知らないが、このアプリ、18禁なのだそうだ。簡単な確認メッセージが出てきて、17歳よりも上かどうか聞かれるが、歳を偽って「OK」ボタンを押してもダウンロードはできるようだ。使ってみたが、どこらへんが18禁なのかは、よくわからなかった。
LastPassがブラウザとして便利なのは、Tabが使えることだ。普通のパソコンのブラウザのように、複数のサイトをタブで並べることができる。iPadのSafariでも、複数のサイトを開いておくことができるが、最大9個までだし、いちいちサムネイルが並んだ画面に切り替えなければならないのが、ちょっとめんどくさい。LastPassだと、タブをもっと沢山並べることが出来る。一説によれば、いくつでもタブを出せるということだが、確認はしていない。
また、Safariではサムネイル画面から別のサイトに移動するときに、直前に開いていたサイト以外は、いちいちサイトを開き直すので、3Gなど遅い接続でつないでいるときは結構時間がかかる。LastPassは、パソコンのブラウザのように、他のタブのサイトも開いたままにしておいてくれるので、タブを使って、複数のサイトを素早く移動できるのは便利だ。
もう一つ便利なのが、URLのフィールドをタップするだけで、閲覧履歴が表示されることだ。他のブラウザにも閲覧履歴は残せるし、Safariだって履歴からサイトに移動することもできるが、LastPassの場合、それがワンクリックで一覧できる。ちょっとしたことだが、動作の緩慢なiPadでは、なかなかありがたい。
LastPassで、サイト上のリンクをクリックしたときに、別画面を開く設定になっていても同じタブ内でサイト移動してしまうので、ちょっと面食らった。タブがある意味がないじゃないか、と思ったら、設定画面で別タブで開くかどうか設定できるようになっている。設定画面ではその他、画像をブロックしたり、cacheやcookieをクリアしたりできる。
ちょいと癖はあるが、iPadでWebをあちこち見て歩くには、かなり便利なブラウザだ。まだ謎な部分も残っているが、しばらく使ってみようと思う。
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posted by Fion at 22:17
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