2011年10月05日

Mirasol搭載電子書籍リーダー、遂に実現か?

Kindle Fireが結局LCDを採用していたんで、ちょっとがっかりしたと先日も書いたが、それじゃ何に期待していたかというと、カラーE InkとPixcel Qi、そしてQualcommのMirasolディスプレイだ。この3つはいずれもバックライト不要のカラーディスプレイ技術で、実用化の準備がそろそろできているものだ。

バックライトなしのディスプレイがなぜいいかというと、まず目に優しい。LCDを日がな一日眺めていても全く苦にならないという人もたくさんいるようだが、私自身はLCDによる眼精疲労は、文字通り頭痛の種だ。もう一つの長所は、電力消費が非常に少ないということだろう。つまりはエコだ。特に電力不足が深刻化している日本では、ありがたい技術になるかもしれない。一部ノートパソコンサイズのディスプレイも参考展示されたりしている。もうちょっと大きな画面が作れるようになれば、パソコンのモニタ代わりに使える日が来るかもしれない。

ところが、この3者は、あちこちのイベントで参考展示はされるものの一向に製品化しないので、ちょいと焦れていた。Kindle FireにMirasolかカラーE Inkが搭載されるんじゃないかという憶測も流れていたので、ちょっと期待していたという次第だが、それも実現しなかった。そんなところへ、この記事を見つけた。Mirasolディスプレイの製造元、Qualcommのプレゼンだ。

http://goodereader.com/blog/electronic-readers/qualcomm-talks-about-future-of-mirasol-based-screen-technology/

Qualcomm talks about future of Mirasol based screen technology | Good E-Reader



先月末に開催されたe-Readers 2011 Conferenceというイベントでのプレゼンだそうだが、概要記事と一緒にプレゼン全部の動画がついている。24分とちょっと長かったが、とりあえず全部聞いてみた。最初半分は、Mirasolディスプレイの紹介や技術的解説などに費やされていて、特に目新しいものはなかったが、後半は注目だ。

Mirasolディスプレイのデモ



参加者の質問に答える形でQualcommの担当者が明らかにしたことは、クリスマス商戦に向けて11月の中旬から下旬くらいにMirasolディスプレイを搭載したタブレット端末が発表されるだろうということと、目下複数の企業向けにMirasolの出荷準備を進めているという2点だ。11月に発表になる端末のスクリーンは5.7インチだそうで、ポケットサイズの小さくて軽い端末になるだろうとのこと。まあ、ディスプレイの性能だけで購入は決められないが、ちょっと楽しみだ。



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2011年07月13日

Google用電子書籍リーダー:アイリバーStory HD

アイリバーがGoogleと組んで電子書籍端末を出すんだそうだ。パッと見た感じではKindleによく似た端末だ。大きさや重さも含めて、ちょうどKindle2みたいな感じだ。現状最新のKindle3に比べると一回りでかいが、ちょいと軽い。タッチパネルじゃなくてQWERTYキーボードが付いているのも、Kindleと似ている。WiFiは搭載しているけど、3Gはないようだ。読める電子書籍フォーマットは、EPUB、テキスト、PDFだそうだ。特徴的なのは、電子書籍フォーマット以外に標準でWordやExcel、PowerPoint等のリーダーが装備されていることくらいか。端末をハードとして見る限り、他の電子書籍端末と比べてもそう見劣りしないし、140ドルという値段設定もいい線いっている。(アイリバーのStory HD詳細はこちら



だが、何度も書いているように、電子書籍リーダーは端末の性能だけで決めるわけにはいかない。Google Booksは以前はアメリカ国外からも問題なく使えたのだが、Googleが本格的に電子書籍販売を目指す事になって以降、アメリカ国外からの利用が書籍の検索と無料のパブリックドメインの本に限定されるようになった。そんなわけで、Googleの電子書籍リーダーが発売されても日本にいる限り使えない。まあGoogleのやることだから、そのうちアメリカ以外でも使えるように鳴るのかもしれないが、今回発売される端末が英語しかサポートしてないようだし、日本で使えるようになるのはだいぶ先の事だろう。

仮に日本でも使えるとして、Google Booksの品揃えだが、300万タイトルを超えるのだそうだ。AmazonのKindle用電子書籍が90万タイトルちょっと(本日現在のAmazonサイトに書いてある数字)だから、数の上ではGoogleがはるかに凌駕する。だが、現状そのほとんどがいわゆるPublic Domainといわれる著作権の切れた古典作品だ。近代以前の文学研究者とか、古典好き、歴史研究者等にはうれしいアーカイブだが、多くの一般的な読書好きにはちょと物足りないだろう。何年かすればもうちょっと充実してくるんだろうけど、今のところ現代の著作に限っていえばGoogle Booksを使う積極的な理由はあまりない。



たまたま、こんな記事を見つけた。Public Domain以外の電子書籍 - つまり販売用の本をGoogle BooksとAmazonで比べてみたそうだ。Googleで14.72ドルで売っているこの本だが、AmazonのKindleショップでは0.99ドルだそうだ。これだけ値段に差があると、Kindleで買うのはむしろ当然だろう。



他にもいろいろ細かいことがあるらしい。このGoogle Books用端末はGoogle Books以外の電子書籍サイトからは電子書籍を購入できないらしいとか、この端末で購入した電子書籍ファイルを別の端末で読むことができないらしいとか、いろんな噂が出回っている。近いうちに実物のレポートがいろんなサイトに乗るだろうから、そしたらまた検証してみようと思う。




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posted by Fion at 13:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | ITメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

7月になったけど - iPadのKindleアプリ

先日もちょっと書いたが、7月に入ってしばらくたつが、iOSにKindleアプリは存在する。そういえばiOS用アプリからアプリ外での購入を誘導するリンクの削除を求める期限は6月末だった。ちょっと思い立って、久々にiPadを出してきてKindleアプリを起動してみた。今まで通り、Kindleで購入した電子書籍や新聞・雑誌は全部閲覧できて、Kindleショップへのリンクも健在だ。リンクをクリックしてみたらSafariが起動してAmazonのKindleショップに接続した。今まで通り普通に本や雑誌を購入できるし、買った直後にiPadでも読める。いったいあの騒ぎはなんだったのか。

ちょっと長いが、Appleが決めたルールを引用する。

11.14 Apps can read or play approved content (specifically magazines, newspapers, books, audio, music, and video) that is subscribed to or purchased outside of the app, as long as there is no button or external link in the app to purchase the approved content. Apple will not receive any portion of the revenues for approved content that is subscribed to or purchased outside of the app.



アプリ内に外部の販売サイトへのリンクがなければ、アプリ外で購入したコンテンツの閲覧・再生だけなら可能だというような意味だと理解していたのだが、なんだかよくわからない。実際Sony Reader用の電子書籍ショップと、仕組み上どう違うのかよくわからないが、KindleやNookはよくてSony Readerは駄目だということになる。まだAmazonとAppleの間で折衝中なんじゃないかという説もあるが、真偽の程はわからない。

iPhoneはよくわからないが、iPadユーザでKindleアプリを愛用している人がかなりのボリュームを占めているらしいので、AppleとしてはKindleアプリを排除することによって彼らの反発を食うことは避けたいんだろう。でも、こういうことがまかり通るということは、Appleが提示したルール如何によらず、Apple側の都合で恣意的にアプリが容認されたり排除されたりすることがあるということだ。

一私企業がすることだし、それ自体が悪いとは言わないが、なんだかすっきりしない。Sony Readerのショップには、義理も人情も愛着もないが、ちょっと気の毒な気もする。まあ、そんなこともひっくるめて、市場が裁定を下すんだろう。

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posted by Fion at 11:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ITメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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