2011年09月26日

日本にいながらアメリカの図書館で電子書籍を借りる

遂に図書館の本がKindleで借りられるというサービスが始まったそうだ。バクっというと、図書館のWebサイトで読みたい本(電子書籍)を見つけ、借りる手続きをすると、本がKindleに送られてくるという仕組みだそうだ。例によってアメリカの図書館限定でサービスは始まる。でも、日本にいながら何とか本を借りる方法はないかと、ちょっと調べてみた。

http://ireaderreview.com/2011/09/21/kindle-library-lending-now-live-11000-libraries-have-kindle-library-lending/

Kindle Library Lending now Live: Kindle Review



《アメリカの図書館限定》

Amazonのサイトによると、今のところ図書館の本の貸出ができるのは、アメリカ国内にある図書館で、OverDriveに対応しているところだけだそうだ。このOverDriveというのはデジタルコンテンツの配信サービスを手がけるアメリカの会社で、2002年から図書館向けにデジタルコンテンツの貸出ソリューションを提供している。このサービスを利用してデジタルコンテンツの貸出を行っているアメリカの図書館は、結構たくさんある。

じゃあ将来はどうかというと、Kindleの図書館本サービスはOverDriveの仕組みを利用しているので、アメリカ国外の図書館でもOverDriveを使っているところであれば将来的には可能性はあるだろう。ただし、今のところOverDriveの図書館向けソリューション自体が、アメリカ以外ではほとんど普及していないようだ。まあ、日本での展開はあまり期待しないほうがいいかもしれない。

《アメリカの図書館を利用するには》

アメリカの公共図書館を利用するには、図書館カードが必要だ。図書館カードは、図書館に行って申しこめば、その地域の在住・在勤者であれば誰でも無料で貰える。別にアメリカ国民でなくても、その地に住んでいるか働いているかしていて、ちゃんと税金を払っていればいいようだ。留学生ビザでアメリカに滞在していても、貰えるようだ。また、一部の公共図書館では、その地域の在住・在勤者以外にも有償でカードを配布している。料金は図書館ごとにいろいろあるが、平均すると年額50ドル前後だ。

http://blog.the-ebook-reader.com/2011/09/22/library-ebooks-for-non-residents-where-to-get-ebooks-if-your-library-is-lacking/

Library eBooks for Non-Residents | The eBook Reader Blog



このブログには非在住者向けに図書館カードを発行している公共図書館を紹介している。このブログによれば、アメリカ国外からは『多分』利用不可能だろうとのことだが、ためしに幾つかの図書館と連絡をとってみた。門前払いで断られたところがほとんどだったが、1つだけ国外からの登録を受け付けている図書館が見つかった。フィラデルフィアのフリーライブラリーという図書館だ。ほとんどの図書館が、本人が直接図書館に出向いて写真入りの身分証明書を提示して本人確認をしなければ、登録自体を認めないと言っていたのだが、このフリーライブラリーは出向かなくても登録ができる。

http://freelibrary.org/

Free Library of Philadelphia



《Free Libraryに登録するには》

Free Libraryのサイトには、PDFファイルの申込書があるので、まずそれをダウンロードする。必要事項を記入してプリントアウトしたら、自署でサインする。それを身分証明書のコピーと一緒に先方に送れば申し込み完了だ。非在住者なので年会費を支払う必要があるが、インターナショナル・マネー・オーダーという郵便局で買える定額小為替みたいなものを一緒に郵送すれば良い。ちなみに、日本の運転免許証でも身分証明書として有効だそうだが、Free Libraryのスタッフに日本語が分かる人がいないそうで、パスポートや国際免許証の方が話が早いようだ。

http://www.mobileread.com/forums/archive/index.php/t-93451.html

Aus & NZ Residents (and other non-US residents) - Free Library of Philadelphia Sign Up | MobileRead Forums



この記事にあるように、インターナショナル・マネー・オーダーがめんどくさければ、交渉次第でクレジットカード決済も可能なようだ。申込書や身分証明書も、スキャンしてメールで送ってもいいらしい。このフリーライブラリーの非在住者利用料金は年額35ドルで、他に比べると割安だ。全部の図書館をあたったわけではないので、他にも国外からの登録を受け付けている図書館があるかもしれない。

《考察》

年額35ドル、つまり今のレートで3000円足らずで、1年間図書館で電子書籍が借り放題というのが、高いのか安いのか。年額3000円とすると月に250円だ。月に2〜3冊のペースで洋書を読んでいる私としては、間違いなく元が取れる料金だ。Kindle本は、たいていは大した金額ではないのだが、中には高くて手が出せないような本もある。そんな本も読めるようになるかもしれない。

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posted by Fion at 16:38 | Comment(2) | TrackBack(0) | キンドル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
興味深い試みです。
公共サービスのこれからを垣間見た気がしました。
Posted by ねむねむ☆ at 2011年09月28日 09:53
どなたか日本から Kindle 本を借りることができる図書館を探した方はいないかなぁと探していて、こちらに立ち寄らせていただきました。実際に当たってみられたとのこと、素早い実行力に敬服いたします。
今後ともよろしく。
Posted by ものぐさ父さん at 2012年06月23日 08:49
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