だが、何度も書いているように、電子書籍リーダーは端末の性能だけで決めるわけにはいかない。Google Booksは以前はアメリカ国外からも問題なく使えたのだが、Googleが本格的に電子書籍販売を目指す事になって以降、アメリカ国外からの利用が書籍の検索と無料のパブリックドメインの本に限定されるようになった。そんなわけで、Googleの電子書籍リーダーが発売されても日本にいる限り使えない。まあGoogleのやることだから、そのうちアメリカ以外でも使えるように鳴るのかもしれないが、今回発売される端末が英語しかサポートしてないようだし、日本で使えるようになるのはだいぶ先の事だろう。
仮に日本でも使えるとして、Google Booksの品揃えだが、300万タイトルを超えるのだそうだ。AmazonのKindle用電子書籍が90万タイトルちょっと(本日現在のAmazonサイトに書いてある数字)だから、数の上ではGoogleがはるかに凌駕する。だが、現状そのほとんどがいわゆるPublic Domainといわれる著作権の切れた古典作品だ。近代以前の文学研究者とか、古典好き、歴史研究者等にはうれしいアーカイブだが、多くの一般的な読書好きにはちょと物足りないだろう。何年かすればもうちょっと充実してくるんだろうけど、今のところ現代の著作に限っていえばGoogle Booksを使う積極的な理由はあまりない。
たまたま、こんな記事を見つけた。Public Domain以外の電子書籍 - つまり販売用の本をGoogle BooksとAmazonで比べてみたそうだ。Googleで14.72ドルで売っているこの本だが、AmazonのKindleショップでは0.99ドルだそうだ。これだけ値段に差があると、Kindleで買うのはむしろ当然だろう。

他にもいろいろ細かいことがあるらしい。このGoogle Books用端末はGoogle Books以外の電子書籍サイトからは電子書籍を購入できないらしいとか、この端末で購入した電子書籍ファイルを別の端末で読むことができないらしいとか、いろんな噂が出回っている。近いうちに実物のレポートがいろんなサイトに乗るだろうから、そしたらまた検証してみようと思う。
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ユーザーは実際には目の前にはないPCを、リモートから操作することになりますね〜
そうしたら、セキュリティだし、コストも減りますね〜