2011年05月31日

電子書籍サイトforkNをチェックしてみた

seesaaが電子書籍サイト「forkN」というのをリリースしたというので、早速チェックしてみた。どんなサイトかというと、バクッと言えばデジタル出版ようのプラットフォーム兼電子書籍販売サイト兼電子書籍購入サイトみたいなもんだ。会員登録は無料で簡単だが、まだできたてのサイトなので、中身はちょっと寂しい。このサイトにアップされている書籍数が50冊余りしかなく、しかも著作権の切れた古い作品が結構ある。要するに本を読みたい人向けというよりは、今のところ本を売りたい、又は書きたい人向けのサイトになっている。

http://dt.business.nifty.com/articles/3903.html

読書体験を共有できる電子書籍サービス「fokrN」、Seesaa - デジタル・トゥディ



それじゃ、本を書きたい人向けの機能はどうかというと、あんまりややこしい事はできないが、文章と挿絵や写真が中心の、普通の書籍コンテンツを電子書籍にするには十分だ。特別に知識がなくても、文章が書けて画像がアップロードできるスキルがあれば、誰でも簡単に書籍化できる。早い話がブログが書ける程度のスキルで、簡単に書籍コンテンツが作成できるという。

出来上がった電子書籍はPDFとEPUBのフォーマットでダウンロード可能だそうで、つまり同じ原稿でPDFとEPUBの2種類のファイルを作成してくれるらしい。これらは、このforkNのサイトで有料で販売したり、無料公開したりできるそうだ。ちょっと面白いのは、ここで作成した電子書籍ファイルをダウンロードして、別のサイトで販売又は公開してもかまわないのだそうだ。無理にユーザを縛ったりしないのは、なかなか良い。AmazonがEPUBの入稿を受け付けることになりそうだし、ここで作ったコンテンツをAmazonで販売するなんてことも出来るかもしれない。

http://forkn.jp/

電子書籍の出版・販売サービス forkN



また、そのうち日本語記述に対応したEPUB3.0にも対応して、縦書きや音声入りのコンテンツなども作れるようになるらしい。大量の画像データなども、アーカイブしてまとめてアップロードできるそうで、なかなかユーザフレンドリーだ。有料コンテンツの売上については、30%を手数料として差し引かれ、70%が著者の指定した口座に振り込まれるという。

全体的な印象としては悪くはないのだが、如何せん始まったばかりのサービスで、現状ではアップされているコンテンツが極めて少ない。電子書籍作成者の側に偏った印象は否めない。正直現状では、買いたい或いは無料でもいいから読みたいと思うようなコンテンツは少ない。このサイトが成功するかどうかは、どれだけ魅力的なコンテンツが揃うかにかかってくるだろう。よいコンテンツが少なければ、客もつかないわけで、せっかく公開した書籍コンテンツもあんまり売れないということになりかねない。

一般ユーザに書籍の出版を解放するのはいいことだが、編集者の手が入らないわけで、以前Amazonで物議をかもしたような、問題のあるコンテンツが公開される可能性もある。そうしたグレーゾーンのコンテンツを野放しにすれば、怪しげなコンテンツばかりが集まるアングラなサイトにもなりかねない。面白そうな試みなだけに、健全な発展を望みたいところだ。


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posted by Fion at 19:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | Webサービス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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