2010年06月10日

Web翻訳サービスの実力

最近自宅のパソコンのブラウザをChromeにしたら、外国語のサイトを開くたびに「翻訳しますか」と聞いてくる。鬱陶しいので翻訳オプションを切ってみたが、しばらくするとまた「翻訳しますか」だ。それじゃあ、やってみろと「翻訳」ボタンを押してみると、たいてい意味不明だ。Web上の翻訳サービスはかなり前から存在するが、英語と日本語の組み合わせはどうも鬼門のようで、昔一度ためしてみたときはお話にならなかった。あれから10年余、世の中どのくらい進歩しているのかと思い、いくつかのWeb翻訳サービスを比べてみた。

使用した原文は、このブログでも度々紹介しているEvernoteの説明文だ。

《原文》
Evernote allows you to easily capture information in any environment using whatever device or platform you find most convenient, and makes this information accessible and searchable at any time, from anywhere.

《Fionの翻訳》
Evernoteは環境を選びません。どんな端末でもどんなプラットフォームでも、お気に入りのものを使って簡単に情報を収集・保存できます。そして収集した情報は、いつでもどこからでも利用可能です。

私の翻訳もそれほど褒められた物じゃないが、普段それほど翻訳をすることはないので、この程度で勘弁して欲しい。結論から言うとWeb翻訳サービスで満足できるレベルのものはなかった。10年もあれば翻訳技術も大分進歩しているだろうに、やっぱり日本語と英語の言語構造の差はどうしようもないのかもしれない。ちなみに、言語構造が比較的近い英語とドイツ語では結構意味がわかる程度には翻訳してくれる。と、ドイツ人の知り合いが言っていた。

そういうわけで、「優勝」は該当なし。LivedoorとOCNがなかなか健闘していて、優秀賞にした。とりあえず文章の体をなしているし、和訳だけを読んでも、かろうじて意味がわかる。Infoseekの「関西弁」翻訳は、その挑戦的な姿勢を評価したいが、もともとの翻訳の精度が低いのが惜しい。以下、独断で分類した翻訳結果だ。


【優勝】該当なし

【優秀賞】
Livedoor翻訳
Evernoteは、あなたが、装置がであるものすべて、あるいは最も便利であると分かるプラットフォームを使用して、任意の環境で容易に情報を捕らえることを可能にし、いかなる場所からも、この情報をいつでもアクセス可能で、捜せるようにします。

OCN翻訳
Evernoteは、どのような環境においても、最も便利なのを発見する機器またはどのようなプラットフォームでも使って情報を容易に捕らえることを可能にし、この情報をどこからでもいつでもアクセス可能で、検索可能にします。


【敢闘賞】
Yahoo翻訳
どこかから、Evernoteはあなたが最も便利であるとわかるどんな装置またはプラットホームでも使っているどんな環境ででも簡単に情報を捕えることができて、いつでもこの情報をアクセスできて検索可能にします。

Infoseek翻訳
どこかから、Evernoteは、あなたが最も便利であるとわかるどんな装置またはプラットホームでも使っているどんな環境ででも簡単に情報を捕えることができて、いつでもこの情報をアクセスできて検索可能にします。


Yahoo翻訳とInfoseek翻訳は全く同じ結果だった。多分同じ翻訳エンジンを使っているのだろう。

【文章になっていない系】
Google翻訳
Evernoteは簡単にどんなデバイスやプラットフォームは、最も便利に使用してどのような環境の情報をキャプチャすることができ、いつでもアクセスでき、検索でこの情報を行うと、どこから。

Chromeの翻訳エンジンは当然Google翻訳だろうから、このレベルの翻訳を読まされることになる。こんなもんを苦労して解読するくらいなら、英語のままの方が良い。

Excite翻訳
Evernoteはあなたが容易にどんな環境でも情報を得るのをあなたが最も便利であることがわかるどんなデバイスかプラットホームも使用することで許容して、アクセスしやすくて、この情報をいつでも探せさせます、どこでも、から。

@nifty翻訳
Evernoteはあなたが容易にどんな環境でも情報を得るのをあなたが最も便利であることがわかるどんなデバイスかプラットホームも使用することで許容して、アクセスしやすくて、この情報をいつでも探せさせます、どこでも、から。

Excite翻訳と@nifty翻訳は、全く同じ結果が出た。ここも同じ翻訳エンジンを使っているのだろう。

【意味不明系】
訳してねっと
どこからでも、Evernoteはあなたが容易にあなたが最も便利だとわかるいかなる装置かプラットホームでも使っているどんな環境でも情報を捕らえるのを可能にして、そしてこの情報を手に入れ易いていつでも検索可能なようにします。

「訳してねっと」は翻訳するのに他のサイトより多少時間がかかった。今回の例文だと1分弱くらいだった。

熟考
Evernoteによって、最も便利に簡単に見つけるデバイスまたはプラットフォーム物すべてが使用しているいかなる環境での情報を取得することができる。 そして、どこでもから、これ情報へのアクセス権を作り、いかなる時間で捜せる。

「熟考」は有料のサービスで、Web上でのサンプル翻訳が試せる。1回のサンプル翻訳が30ワードまでという制約があったので、2回にわけて翻訳した。ここのサイトもかなり時間がかかり、1回あたり約2分、合計4分ほどかかった。本当に「熟考」している。有料だからといって翻訳精度が高いわけではないらしい。

【番外】
Infoseek翻訳(関西弁)
どこぞから、Evernoteは、あんはんが最も便利であるとわかるどないな装置またはプラットホームでも使っとるどないな環境ででも簡単に情報を捕えることができて、いつでもこの情報をアクセスできて検索可能にしまんねん。

関西人、怒らないかな・・・。


【海外−文法崩壊系】
AltaVista Babel Fish
Evernoteはどんな装置かプラットホームを最も便利容易にあらゆる環境の情報をを使用して捕獲することを見つける可能にし、どこでもからこの情報を入手しやすく、捜せるように、いつでもする。

AltaVista Babelは対応言語が多いことで知られている世界的な翻訳サービス会社だが、日本語は難しかったか。

WorldLingo
Evernoteはどんな装置かプラットホームを最も便利容易にあらゆる環境の情報をを使用して捕獲することを見つける可能にし、どこでもからこの情報を入手しやすく、捜せるように、いつでもする。

SYSTRAN
Evernoteはどんな装置かプラットホームを最も便利容易にあらゆる環境の情報をを使用して捕獲することを見つける可能にし、どこでもからこの情報を入手しやすく、捜せるように、いつでもします。

WorldLingoもSYSTRANも、AltaVistaの翻訳エンジンを使っているらしい。

【海外−意味不明系】
SDL Free Translation
Evernoteがあなたが容易に全ての環境の情報を獲得することを許す 使った 何の装置、あるいはあなたが最も好都合であると感じるプラットフォーム、及び型式であろうとも この情報利用可能であることとどこででも全ての時間の検索可能であること

Dictionary.com
Evernoteは簡単にどんなデバイスやプラットフォームは、最も便利に使用してどのような環境の情報をキャプチャすることができ、いつでもアクセスでき、検索でこの情報を行うと、どこから。

この辺になってくると、逐語訳の方がまだましかもしれない。


結論:英語は自力で読みましょう。


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